職場で日本語で「オリジナルモデル」と呼ぶのは、どこかの仕向け先への「スペシャルモデル」「リミテッドモデル」のことである。
なんとなく「オリジナル」というと「起源」だから、最初の製品なのではないか?という気がする。
標準品のことを「プロパーモデル」と呼んだりするが、これもどこか和製英語なにおいがする。
「ベースモデル」と呼ぶのも、なにやらオプションを追加する前の素組みのような気もする。
ま、単語の意味にこだわらなくても、相手に通じるなら良いかと思って使うのだが。
未再現:NDF "No Defect Found"
社内のメールで来た「未再現打合せ」という字面が、そこはかとなく可笑しい。
「未再現障害撲滅に向けた打合せ」の略なのだが、日常用語としては
「未再現障害」という単語が、既に違和感がある。
これはITシステム用語だからである。
「未再現」なものは「撲滅」しなくても「再現」しないのでは?
と言いたくもなるが、ここの「未再現」は
「状況調査のために、障害現象を再現しようと試みたが、出来なかった」
という意味である。
同じ障害が再び起きた時は「再発」という。
「同じ障害は二度と起きてはならない」的な生真面目な人もいるので、
「再発防止策」とか「是正措置」とか書かされることになる。
そういう場で使われる「シミュレーション」は「再現試験」であって「予測」ではない。
似たような状況になった時、その後、起こる確率の高い現象を「再現」して見せているだけである。
だから「不測の事態に備えて」とか「万難を排して」「万全を期して」
と大真面目に言ってる人を見ると笑いそうになる。
もしも、直属の上司なら、甚だ迷惑だが
「なにがあっても、なんとかするよう、がんばろう」という人の方が現実的かもしれない。
「故障だ」と思って相談したら「異常は見つかりませんでした」と、つれない報告が来て
此岸と彼岸の間に三途の川ではない、深くて暗い川が流れるのだ。
つくしの子
雪が溶けて川になって 流れて行きますつくしの子がはずかしげに 顔を出しますもうすぐ春ですねえ ちょっと気取ってみませんか ...♪
「つくしの子」て、スギナじゃないのか?と思ったが、ツクシが伸びてスギナになるわけではない。
オタマジャクシはカエルの子だし、
タケノコは竹の子であるが。
キノコは親子ではないけど木に生えるのが木の子みたいだからと聞く。
ならツクシはスギナの子かもしれない。
昔、きのこの山・たけのこの里・すぎのこ村というお菓子があったが、すぎのこ村は今はない。つくんこってのもあった気がする。
立派な胞子茎であるツクシのことを「子」呼ばわりしたり「恥ずかし気」に見えたりするのが、「ちょっと気取ってみませんか」「恋をしてみませんか」と女の子に言う男の歌かもしれない。
最近は「女の子」「女性」「女」と呼ぶより「女子」と呼んだ方が聞こえが良いらしい。
リアルタイム翻訳
Android/iOS版Google翻訳、カメラでのリアルタイム英語←→日本語翻訳が可能に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/25/news074.html
昨日の記事。日本語以外のいくつかの言語では2年前くらいから実装され始めた機能です。
日本語は何気に難しい言語なので、文節で逐語訳すると、人工無脳な訳になってしまい、人の手による補間が必要になります。
Googleさんは、ここ一年くらいでディープニューラルネットワークを使った学習をGoogle翻訳に取り入れだしてるので、随分と精度が上がりました。
仕事の文書は、基本的に社外秘情報なので、丸ごとカメラに撮ってGoogleさんのAIの学習のネタにしてしまうのはアカンかもしれません。
OCR(Optical Character Recognition: 光学文字認識)の精度を上げるために、カメラの画像をGoogleに送ってよいか?的な許可を求められますが、そこは拒否。
オンラインリアルタイム翻訳だと、文書情報の一部がネットにダダ漏れになる可能性があるので、オフライン翻訳モジュールをダウンロードして利用するのが良いと思います。
(実際、Googleさんに、どこまで把握されているのやら)
残念ながら、リアルタイム翻訳モジュールの日本語対応は、まだ英語←→日本語の間だけなので、他の言語と日本語の間は画像認識による翻訳となります。
ちなみに、英語←→中国語はリアルタイム対応してるので、それを通してみると、なんだか映画の中華風無国籍シーンや『サマーウォーズ』の"OZ"みたいです。
また、短文や単語レベルであれば、LINEの翻訳アカウントと友達になって、訳したい文をトークで送ると翻訳して返してくれます。「日本語から」も「日本語へ」も可能。
私は「LINE英語通訳」「LINE中国語(繁)通訳」「LINE中国語通訳」を、お友達にしています。
そんなに遠くない将来にはディープニューラルネットを使ったAI(Artificial Intelligence: 人工知能)でAR(Augmented Reality: 拡張現実)に逐語訳出来てしまうのかも。
Googleさんには繫がらない国への出張や旅行、ネット難民になった時に備えて外国語学習してマルチリンガル目指した方が良いかもしれません。
余談ですが、日本語の四字熟語を中国語として認識させて日本語にGoogle翻訳させると、時折シュールな訳をしてくれて愉快です。
BMI
BMIと聞けば、ふつうに通じるのは、おそらく"Body Mass Index"
BMI=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}
であろう。体型の目安とされている。
現在の私のBMIは23くらい。18.5〜25が標準とされているから、ふつうである。
さて、話題にしたいのは、ダイエットしてる人は避けるかもしれないファストフードのあれである。
"Big Mac Index"である。
マクドナルドのメニューは世界中、同じマニュアルに沿って作られる。材料はその国で調達するので、材料費はその国の景気が反映されるだろうということで、ビッグマックの値段で比較すると、単純な為替レートよりも、実際の経済を反映させてる?と言われる指数である。
ということで、2016年7月の統計によると、アメリカ、日本、中国のビッグマックの現地単価は
US: 5ドル, JP: 370円, CN: 19元
とある。これに当時の為替レートを掛けてUSドル換算すると
US: 5, JP: 3.47, CN: 2.79
つまり、アメリカのBig Macの単価を1とすると、日本のビッグマックは0.69、中国の麦当劳の巨无霸は0.55
となる。
なるほど、中国は物価が安いのだな、と、一見思える。
が、しかし、肝心のマクドナルドのクルー(スタッフ)の時給はどうなんだ?
アメリカの連邦政府の定める最低賃金は時給7.25ドルらしいが、去年だか、ニューヨークでマクドのバイトが蜂起して15ドルに引き上げることになっているらしい。
日本はというと、現在、私の住む神奈川県川崎市の場合は、最低賃金は時給換算で930円である。
中国の場合、時給換算で10元ほどと聞く。
ということで、各国のマクドの人が、ビッグマックを1個手に入れるために、どれだけ働かなければいけないか?となると。
US(NY): 5ドルを時給15ドルで20分
JP: 380円を930円でとしたら25分
CN: 19元を10元でだから約2時間
むむむ
常識ですか?
常識=健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別。
健全=(身体・精神などが)すこやかで異常のないさま。片寄らず堅実なさま。あぶなげなく確かなさま。
普通=いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。
知識=ある事柄について、いろいろと知ること。その知りえた内容。
思慮=(注意深く)いろいろと思いめぐらした考え。
分別=世事に関して、常識的な慎重な考慮・判断をすること、またその能力。
分別の説明に常識が出てきてしまって、詰んだ。
つまらぬ。
間に合うこと
「間に合う」と言えば、時間のことと、特に遅刻しないこと、と思う人が多いのではなかろうか?
物事には「間」があり、それに合うか合わないかだとすると、早過ぎるのも良くないかもしれない。
「間」ということなら、時間よりも、物理的空間の方が、直感的に分かりやすいのではないか?長さとか、重さとか、大きさとか。
「帯に短し、襷に長し」
間に合わないものは役に立たない。物を変えるか、魔である用途を変えるか?
「間に合わせる」のか、付け足すのか、削るのか、そんな暇や隙間はあるのか?
何となく、スッキリしないのは、間合いが合ってないのであろう。合わない間合いをモヤモヤ的なもので埋めているのかもしれない。
取り敢えず、間に合っているのかもしれない。とりあえず。