裁量労働制について考えた

心身の調子の悪かった頃は、みんなが残業してるのに、自分は残業規制で定時退社で、疎外感というか、参加出来てなさというか、申し訳なさというか、焦りのようなものがあったのだけど…
最近は、何をそんな遅くまでやってるんだか?私に手伝えるなら声を掛けてくれればいいのに、残業すると「やってる感」がでるのかね?と思う。
従業員には「業務に専念する義務」があるという。近頃はパソコンの使われ方を監視して、従業員に効率の良い働き方をサジェストするサービスもあるらしい。私は8時間フル回転する働き方はしてない。生産性の向上というのは8時間でいかに多くの作業をするかという意味ではないと思う。
一日かけていた仕事を半日でこなせば、生産性は2倍であるし、半分の時間で同じ給料が貰えるなら、時給の考え方でも2倍であろう。時給という考え方が嫌いなら、労力を半分にして一日掛けて同じ成果という手もある。別に、サボりや手抜きを推奨しているわけではない。

以前は「あぁ、今日も残業だよぉ」と言う人を見るとイライラしていたものだが、最近は可哀想な人たちだと思う。
最近の私の課題は半日で成果を出したとして、どのみち一日拘束されるのだから、残りで何か仕込めないか?
また、一日は変わらず24時間あるのだから、残りの時間を面白く過ごせないか?
時給と生産性(効率?)は上がったけれど年収が下がってるのが課題だな。

私が勤務時間中にググってネットサーフィンしてたり、YouTube観てたり、SNS覗いてたりしても、「働き方改革」のための自己研鑽なので、お気になさらないで下さい。何か業務上の用件があれば承ります。お気軽にお声がけ下さい。

「残業代至上主義」と決別しなければ働き方改革は前進しない | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン
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春闘だ、ベアだ、言ってないで、基本給を一旦上げたら、ほとんどの人はおとなしくなると思う。
それなしに、成果がないから査定を下げます、と収入が減るから不満な人もいるのじゃないか?
「成長し続けようとする人に報いる賃金報酬制度の見直し」って「老いたり傷ついた人は黙って枯れろ」と言うのかね?
少なくとも、今の私には、裁量労働制は要らなくて(仕事に裁量ないし、成果評価も努力以上に巡り合わせだし)、フレックスタイム制というか、早退自由にしてくれれば、たぶん満足する。当然、午後半休なんてセコいのでなくて、10時に一旦退社して15時にまた来ても可みたいな。
ずいぶん昔に私が裁量労働制だった頃は、高度技能給というより、見なし残業代とか呼んでたような…だからといって、この「裁量労働制」という単語にトラウマもアレルギーはない。字面と違う運用をされるから???となるだけ。ホントに裁量があって高級取りだったらなぁ…だから今はただのフルタイムジョブな人だな。

明るく生きるための37の作戦

気持ちを明るくする方法について考えた

  1. 御褒美を用意する
  2. 楽しい予定を立てる
  3. 可能性を信じる
  4. ロウソクの火をじっと見る
  5. 目を一旦閉じてから開く
  6. 根拠がなくても自信を持つ
  7. よかった探し」をする
  8. 比べない
  9. 部屋を明るくする
  10. 味わって食べる
  11. 夜は眠る
  12. 笑顔にする
  13. 何か目につくものを磨く
  14. 声を出す
  15. 文章に書く
  16. ネガティブシンキングを止める
  17. 「どうせ」と言わない
  18. 色を使う
  19. 筆を使う
  20. キラキラしたものを身につける
  21. 爪を磨く
  22. 「大丈夫」と言う
  23. 書き味の良い筆記具で手書きする
  24. 迷いを棚上げにする
  25. 身体を温める
  26. 迷いをアドベンチャーかミステリーにする
  27. 困難の解決をゲーミフィケーションする
  28. 伸びをする
  29. わざと欠伸をする
  30. ため息をつく前に息を吐く
  31. 安上がりなリラックス方法を考案する
  32. 出来そうなことをする
  33. 姿勢を良くする
  34. 高い所に上る
  35. 「まぁいいか」と言う
  36. 足るを知る
  37. 望まない、求めない、祈る

 

社員食堂にてシックスセンス

私は雑踏の中にいると、そこにいる人々の会話に聞き入ってしまうことがよくある。以前は一人で居酒屋で飲みながら、周囲の他愛もない話や愚痴に耳を傾けていた。盗み聞きではない。耳に入ってくるのだ。
体調が良ければ楽しいのだけど、調子が悪いと、さらに気分が落ちてしまうのだけど、耳は目と違って閉じることができないので、半ば意識的に聴覚の感度を落としていた。
そうすると、喧騒がホワイトノイズになり、あまり気にならなくなる。
そうしているはずが、時折、そのホワイトノイズがサンドストームになる時がある。今日はそんな日だった。
特に周囲の人の笑い声が迫ってくる。おそらく、何か楽しい話題の世間話などしているのだと思うが、どうしても他人の笑い声が耳につく。
別に、自分が笑われてるような気がするというような被害妄想はない。しかし、その笑い声が、ひどく空虚に聞こえてしまって、果たして、この人たちは、本当に活き活きと生きているのだろうか?という疑念が湧き上がる。ひょっとして、私は生きてない人たちの中にいるのではないか?
更に意識して聴覚を抑制しようとすると視覚のノイズが気にかかる。
あそこを歩いている人は、次のテーブルの辺りで右に曲がってあの辺りに座るのだろうか?どうしてあんな大勢でつるんで、空きテーブル探しで右往左往してるのだろうか?あの人はどうして隣の椅子の背もたれに腕を乗せてふんぞり返ってるのだろうか?食器返却口の淀んだ行列はなんだ?食べ終わっても並ばないといけないのか?
思い直して、さして御馳走でもない料理の味に集中する。自分ならどうやって作るか想像する。外食よりは安いが、この売価は高いだろ。いやお金の計算ではない。味に集中するのだ

テレコ

仕事で試作品の回路の配線が左右逆に設計されていて繋いだモジュールが動かないことがあった。
「ピン配がテレコになってる」のである。

これが、たまに通じない人がいる。特に若い人。そんな言い方をしたら自分が年寄りのようではないか。

なお「ピン配」というのは「ピン配列」の「列」だけ省略した業界用語か。職場の隠語である。

さて、「テレコ」
「互い違い」の意味で、関西弁起源説とか歌舞伎などの芸能の楽屋言葉説などがある。

20世紀の若者なら、「テープレコーダーの略でカセットのA面とB面を逆にしたからだ」と誤解するかもしれないが、テープレコーダーが死滅しかかっている21世紀である。CDが普及し始めた頃、「両A面」という売り出し方があったのが懐かしい。

たまに「入れ子」と間違う人もいる。「れこ」が同じなだけで、まったく違う。入れ子はマトリョーショカだ。マトリョーショカというのはロシアのこけしのことだ。

テープレコーダーで思い出した。いまや「ビデオ」という単語は「録画」の意味になっていて、ビデオテープなど知らん人もいるかもしれない。
今でもその世代の人は「巻き戻し」というが、たぶん、今なら「早戻し」であろう。

昭和40年代の人ならテレビのチャンネルを変えるのを「チャンネルを回す」と言っていたのがリモコンに駆逐されたようなものだ。

留守番電話用にマイクロカセットをセットする電話機なんて…

♪ダイヤル…回して…手を止めた~♪I'm just a woman, ah-a falling love♪」1985(昭和60)年『恋におちて』小林明子

ポケベルが鳴らなくて…恋が待ちぼうけしてる♪ 1993(平成5)年『ポケベルが鳴らなくて』国武真理

♪七回目のベルで受話器を取った君♪1998(平成10)年『Automatic』宇多田ヒカル

まぁ、それはさておき、「テレコ」ってなんか字面だけで、入れ替わってる気がしない?

プリンターとかFAXの紙詰まりを「ジャムる」って、最近は言わないですか?「パンにジャムを塗る」でも、音楽のジャムセッションでもないです。

それでも、今どき「ピーピー」としか言わない電子レンジを使うことを「チンする」と老若男女言うのだ。

 

ざっくりと…

ふと、「ざっくり」のような、○っ○りと付く言葉って何気に思って、思い付くままに挙げたら70以上出てきた


あっさり しつこくなく。さっぱり。転じて、簡単に。
うっとり 美しいものなどに心を奪われて、ぼうっとしているさま。また、気抜けしたさま。気を失うさま。
うっかり 不注意で(ぼうっとしていて)気づかないさま。 
おっとり 人間がせせこましくなく、ゆったりしておうようなさま。「おっとり刀」の場合は「押っ取り刀」だから急いで
がっかり 望み通りにならなかったりして、気を落とすさま。疲れて気が抜けたさま。
かっちり 物事がぴったりよく合うさま。ゆるみがなく確実であるさま。かちっと。

がっちり 引き締まっていて丈夫そうなさま。頑丈なさま。すきまなく組み合うさま。抜け目なく物事をするさま。勘定高いさま

がっつり 十分であるさま。たくさん。たっぷり。思いっきり、こっぴどく。

がっぱり ものすごくたくさん。
がっぷり 相撲などで、しっかりと組み合うさま。転じて、物事に真っ向から取り組む様子

がっぽり 一度にたくさんの金を手に入れるさま。
きっかり 数量などがちょうどで、はんぱがないさま。きっちり。きわだって、はっきりしているさま。

ぎっくり 不意をつかれて驚き動揺するさま。歌舞伎で見得を切って睨むこと。
ぎっしり すきまもなく、いっぱいに入っているさま。
きっちり ぎっしり。きちんと。しっかり。

ぎっちり ぎっしり
きっぱり (相手に遠慮せず)固い決意ではっきりと行うさま。 

くったり すっかり固さがなくなりやわらかくなること。
ぐったり すっかり疲れて体の力が抜けたさま。ぐたっと。
げっそり 急にやせ衰えるさま。がっかりして急に気力がなくなるさま。 
こっくり 首を急に下げるさま。うなずく動作。色合い・味などに落ち着いた深みのあるさま。

こってり 濃くて、しつこいさま。いやというほど。
さっくり ごく簡単に切れたり割れたりするさま。あっさりしているさま。さっぱり。淡泊。
ざっくり 大きく断ち割るさま。切り口が大きく開いたさま。ざくり。(なめらかでなく)あらく織ったり編んだりしたさま。
さっぱり さわやかなさま。すっきり。すっかり。まったく。全然
しっかり 物事の基礎や構成が堅固で安定しているさま。考えや人柄などが堅実で信用できるさま。気持ちを引き締めて確実にするさま。身心が健全であるさま。また、意識がはっきりしているさま。
しっくり よく調和して落ち着くさま。気が合って仲よく円満に行くさま。

じっくり 時間をかけ念を入れて行うさま。
しっとり しめりけを帯びたさま。適度に水分を含み、うるおいのあるさま。

じっとり (したたりそうなほど)しめりけをたっぷりと帯びたさま。

しっぱり 木の枝などがたわむさま。また、その音を表す語。手落ちなく十分にするさま。しっかり。強く身にこたえるさま。
しっぽり しっとりと十分にぬれるさま。しめやかにうちとけたさま。しみじみ。しんみり。特に、男女が情愛こまやかにたわむれるさま。
すっかり 残らずすべて。今ははや(驚くほど変わって)。まったく。
すっきり 余計な物やはっきりしない物がなく、気持よくさっぱりしているさま。

ずっしり 重い手ごたえが感じられるさま。ずしり。

すっぱり あざやかに断ち切るさま。思い切りよく。

ずっぷり 水や湯に全身ひたるさま。どっぷり。 雨で全身ぬれるさま。ずっぽり。すっかり日の暮れるさま。とっぷり。
すっぽり すっかりおおうさま。物がはずれたり、ちょうどよくはまったりするさま。

ずっぽり すっかり全体が濡れたさま。ぴったり隙間なくはまるさま。
そっくり 非常によく似ているさま。欠けることのないさま。そのまま。残らず。全部。
たっぷり あふれるほど、たくさん。十分。十分で、まだ余り・ゆとりがあるさま。
つっぱり つっぱること。倒れたり,外から押し開けられないために支えとする柱や棒。つっかい棒。 (主に相撲)の技のひとつ。不良行為少年。
てっきり 間違いなく。まさに。
てっちり ふぐのちり鍋

でっちり 量の多いさま。重たげなさま。お尻が突き出ていること、そういう尻の人
でっぱり 出っ張ること。また、出っ張ったところ。
どっかり 重い物を置くさま。重々しくすわるさま。 物事が急に変わるさま。急に増したり減ったりするさま。
どっきり 不意の出来事に対して、動悸(どうき)が激しくなるほど強くおそれたり驚いたりするさま。人を驚かせること。また、その企て。

とっくり 徳利、日本酒を注ぐ容器。タートルネック(徳利に似ていることから)。念入りに、とくと
どっさり (重みの手ごたえがあるほど)たくさんあるさま。

どっしり 十分な重みが感じられるさま。落ち着いて重々しいさま。

とったり 相撲の決まり手の一つ。相手の腕を両手で抱え、体を開いて相手をねじり倒す技

とっとり 鳥取。県名。
とっぷり 日がすっかり暮れるさま。
どっぷり 液体の中に物が十分ひたっているさま。ある環境にすっかりはまりこむさま。
どっぺり 落第・留年を意味するドイツ語由来の「ドッペリ」。ダブる。
にっこり 声を出さず、明るい笑顔をするさま。

にったり うす気味のわるい笑いを短く浮かべるさま。何かの思惑がありそうに静かに笑うさま。

にっぽり 日暮里。東京都荒川区の地名

ぬっくり あたたかそうなさま。 ぬくぬく。 あつかましいさま。 ぬけぬけと。

ぬったり 沼垂。新潟市の地名

ぬっぺり しまりのない。のっぺり。ぬけぬけと

ぬっぽり 風情がない。のっぺり。ぼんやりとしている。図々しい。間抜け

ねっちり 物言いや性質がしつこくてさっぱりしないさま。
ねっとり クリームや液状のものの粘りが非常に強いようす。言動がまとわりつくようであるさま。

のっしり どっしりとしてこせつかないさま。落ち着いて重々しいさま。

のっそり 動きが鈍重なさま。のそっと。
のっとり 「乗っ取り」「法り」「則り」、あるいは連用形が名詞化したもの。
のっぺり 平らで変化のないさま。顔が整ってはいるが、平板で締まりがないさま。
ぱっかり 軽い調子で口などがあいたり、ものが割れたりするさま。
はっきり 鮮明で他のものから明らかに区別できるさま。たしかでまちがいないさま。あいまいなところがないさま。
ぱっくり 口・破れ目などが大きく開く様子。
ばっさり 刃物で勢いよく、または思い切りよく切るさま。思い切って取り除くさま。
はったり いい加減なことを大胆に本当らしく大げさに話すこと。その内容。 
ばったり 急に倒れるさま。不意に出くわすさま。
ぱったり 「ばったり」よりやや軽い感じを表す語。
ばっちり すきがなく、完璧であるさま。準備などが十分であるさま。
ぱっちり 物を閉じたり割ったりする音や、そのさまを表す語。目もとなどがはっきりしているさま。また、目を大きくはっきりと開いたさま。 
はっとり 服部(はとりべ)という苗字。
びっしり 物が場所をすきまなく埋めているさま。
ひっそり 物音がなく、しんとして静かな状態。
びったり すきまなく強く付き添うさま。一面にまつわりつくさま。一面にぬれるさま。よく合っていて、似つかわしいさま。ちょうど時を同じくするさま。
ぴったり すきまなく、合うさま。うまく当たるさま。
ふっかり ふんわりとしっかり
ぷっくり 丸くふくらんでいるさま。

ぷっちり ものが音を立てて切れるさま。ふんわりして小さくかわいい。
べったり くっついて離れないさま。一面に付いていたり、書いてあったりするさま。
ぺったり 物が他の物の表面にねばりつくさま。「べったり」より軽い感じを表す。力なく座り込むさま。

べっとり 粘り気のあるものが一面についているさま、べったり。すっかり尻をついて座るさま

へっぴり (ののしって)くだらない、つまらない

ぽっかり (形のはっきりしたものが)浮き出るさま。急に割れたような感じで穴があくさま。

ぽっきり  数量が端的で安いこと。端数を除いた。たったこれだけ、という意味。
ぼっくり 玉袋。ふぐり。窃盗、又は覆面の強盗のこと。刑事。「ボックリ(不意)」に出会うの意から。
ぽっくり 少女がはく、台が前のめりで後ろが円く、底をえぐった下駄。多く、黒または朱のうるし塗り。もろくも折れる、または、突然に死ぬさま。
ほっこり いかにも暖かそうなさま。ほかほか。ふくよかなさま。つやがあって鮮やかなさま。

ぽっこり 周囲よりも盛り上がっているさま。または、くぼんでいるさま。 

ほっそり すらりと細いさま。

ぼったり 「ぼたり」を強めていう語。 

ぽってり 厚く、また、太くふくれているさま。
ぽってり ふっくらと肥えていて愛らしいさま。厚くふくらんでいるさま。ぼってり
まっこり 朝鮮の大衆向け醸造酒の1つ。日本のどぶろくに相当する。
まったり 味わいに、まろやかさ・こく・深みなどがある感じ。のんびりと落ち着いた様子・気分。だらだらしたさま。

みっしり 充実しているさま。十分にするさま。みっちり。

みっちり 少しも手を抜かず十分に行うさま。みっしり。

むっちり 肉づきがよくて弾力があるさま。

むっつり 口数が少ない様子。また、口数が少なくて、あいきょうが乏しい様子。

めっきり 状態の変化がはっきり感じられるさま。

もっこり 周囲より丸く盛り上がっている様子。派生して、男性の股間部が膨張する事
もっさり あかぬけせず鈍重そうなさま。
もったり 粘りけがあるさま。料理で、卵や生クリーム、バターなどを泡立て、少し粘りが出てかき回す手応えが重くなった状態をいう。また、そのような食感があるさま。鈍い感じがするさま。
もっちり 弾力があって柔らかく、ねばりがあるさま。多く食感にいう。もちもち。もちっと。
やっぱり 以前と、また他と比べて違いがないさま。予測したとおりになるさま。案の定。つまるところ。動かずにいるさま。
ゆっくり 動作が遅い様子。時間、心に余裕がある様子
ゆっさり 重いために動作がゆるやかであるさま
ゆったり 時間・空間・行動・気分などに十分ゆとりのあるさま。

れっちり ロックバンド レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
わっさり 気軽に事をするさま。こだわりのないさま。さっぱり。あっさり。明るく陽気なさま。にぎやかなさま。

 

こうして挙げてみると、料理やファッション、メイクの時に使われる単語が結構多いなぁ。

それに、中には、大人になってからとか、つい最近知ったのもある

5歳の頃

5歳の頃、自宅の風呂に浸かりながら、栓を抜き、お湯がなくなっていくのを感じながら、やがて空になった湯船の中でしゃがみ込んで「ぼくが死んでしまっても、世界は続くのだ」と空恐ろしくなったのを憶えている

5歳の頃、保育園のお昼寝の時間、ジャングルジムのてっぺんに登り、断固お昼寝を拒否する一人デモを実施した

5歳の頃、保育園のお絵描きの時間に、色黒な父の顔を、茶色のクレヨンを使いまくって描いて先生に褒められた

5歳の頃、いや、もう少し前かもしれないが、母に連れられて、一緒に銭湯の女湯に入り、湯船の縁の段を踏み外して、深みにはまり、溺れそうになった。私は三島由紀夫のように産湯の盥の縁は憶えてないが、女湯の湯船の縁にはトラウマがある

5歳の頃、保育園のプール遊びで、女の子は、ちんちんの付いてない人種なのだなと認識した

5歳の頃、もう少し後かもしれないが、夢の中で、好きな女の子が悪の秘密結社に連れ去られて、助けに行ったのだけど、彼女は首だけになっていて、その生首が「間に合わなかったね」と呟いたのを憶えている

 

 

やりがい。或いはインセンティブとかモチベーションとかコンピテンシーとか


インセンティブとモチベーションとコンピテンシーについて考える

うちの職場に目標管理成果評価制度が導入されたのは、もう十何年も前の話だ。
ただでさえ、横文字多用する人の言い分は、生理的嫌悪に近いものを持っているので、その制度の説明に「インセンティブ」という言葉を使われた時は、心の中で「はぁ?」と大声を上げたものである。ちなみに「コンピテンシー」も好きな言葉ではない。

コンピテンシーというのは、平たく言うと「やる気の見える行動を取っているか」ということらしい。そのための能力をコンピタンスというそうな。私は自分の担当業務に対しては積極的に主体的に取り組んでいると自負しているが、どうやら、このコンピなんとかには、まず「よき社会人」的な項目があるらしく、しばしば体調不良になったりして、休んだり遅刻したりする私の評価は低い。昨今の働き方改革とか言うので、残業時間も減ったし、体調も落ち着いてきたし、幸いにして、うちの職場はスーツにネクタイ必須ではないので、そろそろ私のコンピ評価も改善すると思うのだけど、いかんせん、会社人生の余命に限りがあるような気がする。手遅れである。

インセンティブ。これも極めて大雑把に言うと「報酬」である。褒められると伸びる良い子ではないので、おおよそ、この報酬というのはお金のことである。昨今、昇給は見込めないから、一番見えるのは賞与、いわゆる、ボーナスだ。

プロフェッショナルな年俸制の人なら、前年の評価を元に交渉をして、年俸アップを勝ち取るのであろうが、こちらは、なにをやってくれているか、いまいちよくわからない組合に保護されているらしいサラリーマンである。だから年間のボーナスは4か月分だとなると、おおよそ、月給の基本分の2か月分は夏と冬には守られていることになる。基本分を2か月分もらってもありがたみはないのだ。問題は成果分とかいうインセンティブである

まだ、支給はされていないが、どうやら半年前より評価はあがったらしい。ただ、この成果分とやらの予算は、事業成績に連動しているらしく、評価が高くなっても、会社が儲けていなければ、実質減額である。当たり前と言えば当たり前なんだが、前より頑張ったねと言われてもらえる小遣いが減ってる現象である。子どもでもやる気を無くすというものである。

行動心理学の実験で、報酬が多いグループより、少ないグループの方が「やりがい」を見出す傾向がある。というのがある。あれはきっと、「やる気」のあるなしの問題でなくて、「やる」ことは決まっており、報酬が少ないのであれば「やりがい」でなんとかしようという意識が働く傾向があるということで、報酬が高ければ報酬がやる気に直結するから「やりがい」を求めなくても問題ないということであろう。

そう思うと、最近の私は長らくの体調不良と仕事に対する納得性の低さでテロリーマン活動をしていたせいで、すっかり社内での職級というか職務グレードが低くなっているので、今となっては実質、仕事の質の割には、割安にサービスを会社に提供している(つまり、安月給である)。そんな私は、実は変わらず、自分の納得性を「やりがい」としている。行動が潜伏したテロリーマンになり、静かなる改革を進める野心家だからである

また別の行動心理学では、こういうものがある。同じような難度の作業に対して、報酬を大きくしていったところ、途中までは、やる気(モチベーション)が上昇するが、途中からは報酬に対するプレッシャーのようなもので、やる気が落ちるらしい。世間には、飴と鞭という言葉があるが、例えば刺激などで罰則を与える実験を動物ですると、刺激が弱いうちは「どうでもいい」(とは動物は言わないけど)とNG行動(罪)を避けようとしないが、罰則を強くするとNG行動を避けようとするそうだ。人間くらい小賢しくなると「脱法行為」に精を出すのかもしれない。さらに罰則を強くするとNGを避けるどころか、ふつうの行動さえしなくなるらしい。

業績のいい経営者や、成績のいいプロ選手などは、高い報酬を貰って、より良い成果に向かって、着実に努力するではないか、それは、彼らが現在の評価に納得しており、これからも評価されることを約束されているからであろう。当然、ハイリスクハイリターンであるから報酬0の可能性もある。

「一番、確実な賭けは真面目に働くことだ」という言葉がある。ローリスクローリタンで恙無く暮らして穏やかな一生を送るというのを第一の価値観としている人の言い分であろう。これを一儲けした人が言うといまいち説得力がないが、いわゆる「ふつう」に生を終える時に「悪くない人生だった」というのは、やり逃げでズルいので日々是好日。何があっても大丈夫。これは私個人の価値観である。