ありきたりの名前

わたしの氏名を知ってる人はご存知かと思うが"村上健"という"むらかみたけし"と読む。

"村上"という姓は、全国の鈴木さん、佐藤さん、田中さん、山本さん、佐々木さんほどではないが、広島県では三番目に多い苗字だそうだ。

いわゆる、昔、瀬戸内でヤンチャしていた村上水軍の末裔らしい、父は愛媛、母は広島、の瀬戸内の島の出身だ。母は旧姓も村上である。

"たけし"も漢字違いで沢山いる。職場でも四人いる。

海外からローマ字表記の荷物が誤送されたり同姓同名の人が退職の挨拶をメールでばらまかれた時は、私が辞めると思った人もいるとかいないとか。

ググると、男性では"ひろし"、女性では"けいこ"という人が多いらしい。弟と母は確率的に私より多いらしい。

先日、久し振りに献血をした。献血手帳も電子化されて、静脈認証になっていた。が、その前に、過去の履歴を参照するのに全国で私と同姓同名で生年月日も血液型も一緒な方が二人いた。旧住所について二、三質問を受けた。

両親は「健やかに育つように」と名付けてくれたのであろうが、申し訳ないが不良中年になってしまった。名前負けである。

郵便や宅配便では"ケン"さんと呼ばれることが多い。昔は病院でもそうだった。保険証や診察券にルビも振ってあるのに。高倉健さんか、宇津井健さんか、松平健さんのファンだったのだろうか。

私はA型だが、まめに部屋を散らかしている。厨二病を拗らせた中年である。