セクハラについて考える

何処ぞの男性マネージャーが、部下の派遣社員の女性を飲み会に誘い、何度か来てくれたから好意があると思って、膝に手を置いたり、迫ったりして懲戒処分という話題があった。

それを聞いて「何度も飲みに誘われて行ったら、誤解されても仕方がない。その男性もある意味可哀想」という意見の人がいて、あらら。
いや、実際の事件の詳細な背景や経緯は知らないのだけど…
思考実験として、例えば、中年マネージャーがゲイとして、部下の若手男性社員に、同様な行為に及んだと考えれば、みんな、容易にセクハラだと言うのではないか?
若手男子は上司の仕事振りを尊敬していたかもしれないとしても、その男子はゲイではないし、上司に対する好意は、良くて敬意、もしくは上司への儀礼であって、いわゆる恋愛感情的な好意は一切ないのだとしたら。
それでも、まだ、多様性とかダイバーシティとか言う人でも、私の喩えは、「ゲイを気持ち悪いものとしていて不適切だ」というお門違いな批判をされるかもしれない。
管理部門からの戒めのお達しが「40,50の中年男性に、そんな魅力はありません」だったと、半ば笑い話のように伝えられたが、妙な目くじらを立てるなら、それも中年男子差別である。
雑な言い方をすると、思考も手順も不適切だったのであろであろう。