酷暑をエアコンなしで乗り切る方法

私がエアコンを使わない理由は二つある。

一つは「掛かった電気代の割に思いの外冷えない」二つ目は「 いざエアコンが効くと体調を崩してしまう」からである。

決して、我慢大会とか、 やせ我慢をしてダイエットしようという目論見はない。


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とにかく、今年の夏の暑さは異常だ。異常ではあるが日常である。 みんながガンガン冷房をかけるものだから、 室外機からはどしどしと熱い空気が吹き出し、所謂、 ヒートアイランド現象を起こして熱帯夜を誘発する。

 

エアコンを使うということは電気を使うということで、 電気を使うということは発電する時に、 温室効果ガスが出るのだから、ますます世界は暑くなる。 悪循環である。

 

そんな世相へのささやかな抵抗というほどの意味はなく、 私がエアコンが苦手だから点けないのだと言い聞かせる。

 

では、順不同に説明していこう

 

1. 窓に遮光カーテンを付ける。
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空気が暑いのは勿論だが、太陽の熱は輻射熱である。 直射日光を避けるだけでも十分に効果がある。 エアコンを使う人だとしても、 せっかく下がった室温が上がるのを防止する効果もある。 窓の外側に簾や葦簀を設置するのも、 物理的に熱を防止する以上に、 風情があって心理的に涼しくなるであろう。なお、経験上、 風鈴はあまり効果がない。

 

2. 扇風機を回す
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単に暑い空気をかき回しても効果がないと思う人もいるかもしれな いが、空気の流れを作るのは重要である。単純に、 自然対流に任せてしまわずに強制対流させるのだ。 また窓際で内外に向けることで、 強制吸気や強制換気に使うことも出来る。また、 後程述べる他の施策に対して相乗効果が期待できる。

 

3. 薄着になる

あいにくバカンスに行く暇もお金もないかもしれないが、 自宅にいてもリゾートホテルにいるつもりでビキニで過ごすのもいいのではないか?姿見鏡を部屋に配置しておけば、 自分のスタイルにも意識が高まって良いかもしれない。 ベランダの広い方なら、 ビーチチェアやビーチパラソルなんかも置いてベランピング気取りも良いかもしれない。
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また、一部の、特に大阪のおばちゃんはご存知だと思われるが、 プルオーバーというかチュニックというかアッパッパーを着て、裾から扇風機で風を送ると結構涼しい。 人に見せる光景ではないがホントだ。

また、うっかり、スパリゾートのオバちゃんにならないようにも気を付けたい。
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4. 夏野菜や果物を食べる
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旬なものはそのシーズンに合うようになっているのだ。また、 南国育ちなフルーツなどは、 元々暑い地域の食べ物だから良いに決まっている。 迂闊に冷たいジュースやビールばかり飲んでいるとおなかをこわす 。

 

5. チョコミントアイスを食べる
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ふつうのアイスでも良いのだけれど、 チョコレートでカカオポリフェノールも少しは摂れるかもしれないし、ミントは清涼感を出したり、殺菌、消炎なども期待できる。 アイスでなくても、ミント系の香草を食事に取り入れるのも良い。

一部の方に「歯磨きの味がして嫌だ」と言う人がいるが、それは本末転倒だ。

 

6. ハッカ油を垂らしたお風呂に入る
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ハッカ、つまり、ミントなのだけど、 アロマオイルのお店でミントのエッセンシャルオイルを買うとお高いので、ドラッグストアなどでハッカ油を買ってくるのが良い。 それをお風呂に数滴落として入浴すると、 風呂上がりスーッとするのだ。 さらにそのまま扇風機の前に立つとスースー効果倍増である。 お肌の弱い方はヒリヒリするかもしれないので要注意。

 

7. 水風呂に入る
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プールや海に行くのも良いが行き帰りが暑いじゃないか。なら、 自宅のお風呂をプールにしてしまえば良い。ま、 泳げるほどには広くないけれど。 キンキンに冷やさなくても室温程度の温い水でも効果がある。 実際、 ひどい熱中症の人の緊急対策として使われることだってある。 ただ、長くつかりすぎて冷え過ぎないように注意されたい。

 

8. 冷凍ペットボトル
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空いたペットボトルに水を入れて凍らせておいて保冷剤として使う 。くれぐれも、 元々冷凍しても良いように売っている飲み物のペットボトルを使うことと、水は凍ると体積が増えるので、9割以下の量にして、 満タンにしないように注意されたい。

中に入れるのを塩水にすると、より冷たくなることもいくらか期待できるが、塩分が濃すぎると、 家庭用の冷蔵庫では凍らなくなるので、そこは、2,3本冷凍ボトルを用意してローテーションすることをお勧めしたい。

冷凍ボトルを顔やオデコ、首筋、後頭部、わき、肘、 また等に当てるとヒンヤリ感が強い。 おなかはあまりお勧めできない。また、 冷えたてのキンキンを当てると皮膚と張り付いたり、 凍傷になる恐れもあるので要注意。

扇風機の前に配置すると、少しだけ、風を冷やしたり、 除湿する効果も期待できる。

出掛ける時も、ほっぺたや首筋、わきの下に当てればそこそこ暑さしのぎになる。溶けたキンキンの水を飲んでもいいし、タオルや帽子を湿らすのも効果的だ。

 

9. アイスノン
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眠れない夜にはアイスノンである。冷えピタでは容量不足だ。 子どもに冷えピタ貼って昼日中に出かけている親御さん、 その前に出掛けるのを控えなさい。

 

将来的に、地球温暖化が進んだり、 燃料枯渇で電力不足になってエアコンが使いたくても使えない時が 来るかもしれない(いや、 電気が使えなくなったら扇風機や冷凍冷蔵庫も使えなくなりますよね。というツッコミは不要だ。)各人、 創意工夫したら夏の自由研究のようで面白いのではないか?

 

なお、ここに挙げた施策は、 同居人がいる場合やペットがいる場合は実施困難になるであろうことは想像に難くない。

そんなに頑張って部屋に居ないで、早朝や夕暮れ時に移動して涼しいところで過ごすというのが妥当かもしれない。