最近でこそ、市民権を得てきた感があるが、どちらかいうと、好き嫌いがハッキリ二分されるのがチョコミントアイスだったので はなかろうか?
好きな人々は「チョコミン党」と呼ばれる勢力を形成しているらしい。私は派閥が大嫌いなので、チョコミントは好きであるが、党員は名乗っていない。
嫌いな人々曰く
「歯磨き粉みたいな匂いなので食べる気がしない」
「 食べ物としてあの色はおかしい」
前者の意見の方は、 おそらく残念な人生経験を積んでしまったのであろう。 順番が逆なのだ。
歯磨き粉にミントのような匂いが付いているのである。似たような事例に金木犀の花を見かけて「トイレの匂いがする」という人たちがいる。
パクチーの匂いを嗅いで「カメムシを食べたみたい」( 食べたことあるんかい!)という人もいる。
香草はそもそも匂い消しなのに、 その香草の匂いが臭くては本末転倒なのだが、 嗅覚というのはデリケートなので、程度問題が必ずある。
私も、 メイクした女性がバニラくさいと思う時がある。 昨今は強い香水を使う人は「スメハラ」とか「においテロ」 と言われて非難される。
ミントはペパーミントとかスペアミントなどのハーブ「香草」 である。
日本でも古来「薄荷(はっか)」として使われてきた食材である。ハッカ油とかハッカ飴とかある。私はハッカ油は食用には用いないが、夏の暑い時期には風呂に入浴剤代わりに入れる。スーッとして気持ちがいい。
ハッカ油やハッカ飴のパッケージを見てみると
あれ? アンチミント派が忌避するミントグリーンというかミントブルーが使われている。
ハッカ油もハッカ飴も、それそのものは、極めて薄い緑、というかほぼ無色である。
おそらく、薄荷の葉の緑と、スーッとする感じをイメージしているのだろう。
コスメ用のオイルだと緑に着色されていたり、 飴も緑色に着色した品物も多くある。
しかし、アイスのそれは、やや青みがかった緑、いや、緑がかった水色が多い。
パッケージに書かれている原材料の表を見ると、多くのものは
スピルリナ(昔は青色一号)+ ベニバナあるいはクチナシの黄色
で着色されている。
これは!先日までさんざん追及したソーダ色ではないか!だが、 チョコミン党員はこれを「ミントブルー」と呼称する。 人工の色が「ミントの青」と呼ばれているのだ。
ミントブルーについては、気にしている人が多いらしく、ネット上にも記事が多い。参考のためにいくつか挙げておく
チョコミントの「ミント」はなぜあの色? ブームの真相に迫る
人間は着色料の奴隷!? チョコミントアイスが緑色じゃないだけで味に違和感が凄い
香料も着色料も一切使用しない本物のチョコミントを知ってますか ?
チョコミントはなぜあの色なの? グリコの人に聞いてきた
チョコミントはどうして青緑色?
http://bettercolors.com/archives/1499
チョコミン党に衝撃!「チョコミント味」のミント色の正体は「 スゴイ生物」だった!
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意外と味に違いのあるチョコミントアイス、 定番商品食べ比べレポート