「緑茶ハイ」の「茶」だけ略されてるのだ「りょくはい」だ。
大概、焼酎を緑茶で割ったものだ。そういうものだ。
ホントは「緑茶ハイボール」の略だ。
多くの人は、ハイボールというのはウイスキーの炭酸割りだと思っている。
「緑茶ハイ」の「ハイ」は「チューハイ」の略だと思っている。
少なくとも、飲んだらハイになるわけではない。(なる人もいる)
「チューハイ」は「焼酎ハイボール」の略である。 今ではベースが焼酎でなくジンやウォッカなものも多い。
「ハイボール」の語源については諸説ある
・鉄道のボール信号で信号待ちをしながらバーボンを飲んでたら、ボールが上がって「進め」の信号になったから、慌ててソーダで割って飲み干した。
・ゴルフ場でウイスキー飲みながら順番待ちしていたら、急に自分の番になって、チェイサーを入れて飲み干した(?それでは水割りではないか?)ところ、 高く打ちあがったゴルフボールが飛んできて「ハイボール」 と言った(「ファー」ではないらしい)
・炭酸を混ぜたあと、ボール状の泡が立ち上るのを見て(それじゃぁ、あらゆるソーダが…)
ハイボールの起源について、サントリーのお客様センターには、 こう書かれている
諸説ある中で一番有名なのは、スコットランドのゴルフ場で当時珍しかったウイスキーソーダ割りを試している所へ、 高々と打ち上げられたボールが飛び込んできて、「 これがハイボールだ!」と言ったという説です。
https://www.suntory.co.jp/whisky/dictionary/atoz/ha.html
まぁ、それに拘らず、というか既に語源や由来はどうでもよく
ウィスキーや焼酎とか蒸留酒の類いを、 炭酸水や果汁などソフトドリンクで割ったもの
ということになってしまっているらしい。
その、ミキサーというか割り材というか、緑茶なんだが、昨今の緑茶はあんまり緑色をしていない。むしろ茶色に近い。
いつの頃からか、ペットボトルのお茶といえど、 にごりや渋味が良いとされだしたからかもしれない。(国鉄(現JR)の駅弁のお茶は渋かったなぁ)
きっと「生茶」のせいだ!菜々子のせいだ!
そう確信した私はKIRINに尋ねることにした。
KIRINのお客様相談室のよくある質問にこうある。
「生茶」の色が茶色っぽく感じますが、なぜですか?
緑茶商品に限らず時間の経過とともに中味の色が濃くなる場合があります。
容器の密閉性が保たれていれば賞味期限まで美味しくお飲みいただけます。
説明になってない気がするが… そういうものですと言われてる気がするが…
お茶だけにお茶を濁したのか…おあとはよろしくない。
P.S.
果汁で割る場合、しばしば、地方やお店によって「〇〇ハイ」 だったり「〇〇サワー」だったりする。 この混乱を招いた犯人はおそらくハイサワーレモンだ。 間違いない!(長井秀和ではない)
アセロラハイの割り材のアセロラドリンクにはほとんどアセロラ果汁は入っていない。キリンレモンにレモン果汁がほとんど入っていないように…
シャンディガフの半分はジンジャーエールで出来ている。 バファリンの半分はやさしさで出来ているように…なお、ジンジャーエールはエールというけどビールではない。 エールとラガーは酵母の種類が違うビールだ。
チューハイがメジャーになったのはおそらく、 宝酒造の缶チューハイか、サントリーのタコハイの手柄である。
なお、タコハイは、そのベースとなる焼酎のサントリー樹氷のCMで田中裕子さんが「タコなのよ、タコ。タコが言うのよ。」 というセリフを言うのがヒットし、その樹氷をベースに作ったハイボールを「タコハイ」として売り出し、今で云うゆるキャラ的に、タコのキャラクターが採用されたからである。