VR ZONE SHINJUKU 行ってみた

昨日は私用が昼過ぎで済んだので、午後はファーストデーだから映画を1本1,100で2本くらい観ようと企んだのですが、あいにくと、世間は夏休みだからか、贔屓にしているTOHOシネマズの新宿に行ったところ、人気作は2回先まで完売で、ここから3,4時間待ちはなかろう…
ということで、少し道を逸れて、VR ZONE SINJUKUを覗きに行きました。
Webで事前予約制と聞いていたのですが、当日券もあるみたいです。

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1時間毎に区切られたチケット販売状況の表示があり、私は14時前について、14時と20時の回は△になってたので、こりゃ混んでるのかなぁ…と思いきや、この表示は、チケットの販売区分というより、おおよその混雑度を表示しているらしく、係の人に「まだ13時のチケット販売しておりますよ」と案内され「13時のチケットだとあと10~15分くらいしか居られないんですか?」と聞くと「滞在時間の制限はありません。13時のチケットを購入されて、あとの時間帯に来られても入場できます」ということでした。

中には15のアクティビティがあり、RED・BLUE・YELLOW・GREENとカテゴリー分けされていて、入場券+各色カテから一つに乗れる1day4チケット 4,400円を購入しました。ファーストデーの映画4本分!!(@o@)

入場者多いようですが、中はゆったりしていて混み込み感はありませんでした。土日の有名美術展のようなことはありません。

人気の『マリオカート アーケードグランプリVR』や『エヴァンゲリオン VR The 魂の座』は、かなりの行列です。場内のディスプレーに各ブースの待ち時間がざっくり表示されています。かなりの行列ですが、1ブースに4人掛けシートが2ユニットくらいですし、一つのアクティビティーの所要時間は10~15分なので、そこそこ回転は速いです。博覧会のパビリオンや遊園地の乗り物みたいな事態にはなりませんし、エアコンの利いた建物の中ですし快適に待てます。

 

端っこの方でプレステVR用のゲームのデモを無料でやってました。
『サマーレッスン』とかいう3D CGの女の子と会話する(声でなくてメニュー選択式ですが)ゲームでした。

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なにやらプレイヤーは先生役で、女の子の家庭教師をするみたいです。
「先生だけが頼りなんです。お願いしますね」と目の前でお辞儀されたり、隣に座られたりします。
思わず、ジロジロ見たくなりますが、プレイヤー目線は、外部のディスプレーで周りのお客さんにも見えてるのでほどほどにしましょう。
体験版なので、ストーリーのさわりだけで終わりです。

さて、私が選択したアクティビティは
RED : 『極限度胸試しハネチャリ』
BLUE : 『ガンダム VR ダイバ強襲』
YELLOW: 『装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎』
GREEN : 『VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト』
です。

 

まず、乗ったのが『アーガイルシフト』

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攻殻機動隊』のアニメを手掛けたプロダクションI.G.が製作に関わっているので映像期待できます。
巨大ロボットの操縦席という設定です。
パイロットのCG女の子キャラが、やや露出高めのコスチュームで説明してくれます。
アクティビティが始まると操縦席の隣に座ってるので、首を振るとそこに居ます。
私の前に外国人観光客が4人いましたが英語での説明希望ということで、私ともう一人の日本人が先に乗ることになりました。
アナウンスは日本語・英語・中国語対応です。
ハンドルは攻撃のためのトリガーで、敵の攻撃が来たら首を倒してかわして、レティクル(照準)に敵機が重なるように首を振って、指でトリガーを引きます。
演出上、全身を見せたいからか、間近にいるはずのコパイロットの女の子のパースやサイズ感がおかしいです。

 

ボトムズ

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ボトムズで惹かれるのは明らかに45歳オーバー男子だからか、ガラ空きでした。対戦ゲームなのに…
作品に登場するAT(アーマードトルーパー)でバトります。
ボトムズファンにはお馴染みのローラーダッシュによる高速移動や、ターンピックによる高速方向転換が使えます。
武装はヘビーマシンガンとミサイルです。
あまりに、ガラガラなので、ブースのスタッフの方と対戦しました。
2回戦制なのですが、操作の勘が掴めずにまごまごしている間に、背中からミサイル撃ち込まれて沈黙しました。
「戦場で動きを止めるということは死を意味する」

 

ガンダム

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ファーストガンダムをリアルタイムで見ていれば、これもアラフィー世代なのですが…ボトムズよりはメジャーですね。
操縦系でなくて体感系のアクティビティーです。
ゴーグルをすると、先日、解体撤去されたお台場ガンダムの足もとに立ってることになります。
ガンダムを見上げていると、後ろから、マシンガンを撃ちながらザクが迫ってきます。
すると、上からアムロ君の声がして「ガンダムの手に乗ってください」と言われます。
ゴーグルをする前にみた背の高いベンチがガンダムの手で、その横のポールが親指でした。
「しっかり掴まってください」とアムロ君に言われます。少しセイラさん気分です。
そこから、間近で、ヒートホークとビームサーベルによる接近戦を見られます。火花で火傷しそうです。
ただ乗って眺めるだけなので、人気がないのか空いてます。

 

『ハネチャリ』

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べダルを漕いで飛ぶグライダーのアトラクションで、結構人気です。2,30分待ったように思います。
崖の上から飛び立つ最初から中々の体感です。
4人一組なので、一人で来た私は、前の3人の外国人と一緒に乗りました。
スタッフの方が、ゲーム中もアドバイスをしてくれますが、英語でいっぱいいっぱいらしく、私はほぼ放置でした。
VRヘッドセットの上からヘッドフォンもするので、他の3人の声も聞こえてきます。
"Wow"とか"Hurry, hurry"とか言ってました。
乗っている筐体自体の上下動は大したことないはずなのですが、体感的にはすごい急上昇や旋回、下降をしてるようで、心拍数が上がりました。

私はやりませんでしたが、高層ビルの間の一本橋を渡るのとか、スキーのシミュレーションとか、お化け屋敷とかは、歓声や悲鳴が上がってました。

およそ10分やそこいらのアクティビティに1,000円くらい払うので、時間単価としては、かなり割高な気がします。
MX4Dの映画だと2時間で3,000円ですからねぇ。
ですが、体験としてのコスパは、まあまあ良いのではないかと思われます。
カップルやダブルデート、3,4人のグループで行くと楽しめるのではないでしょうか。

お金を払って行くアトラクションなので、家庭用VRゴーグルの目指すところとは違うと思いますが、視覚だけでなくて、音や動きでもインタラクティブなので、面白いです。
また、あくまで、VRなので、仮想世界にいるていなので、MRだと違う世界も見えるかもしれません。
そういえば、アトラクションが終わると、スタッフの方にヘッドフォンとVRゴーグルを外されて「おかえりなさい」と言われました。