う~み~は~おおな~み~ あおい~な~み~
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「なんで水は透明なのに水色ってあるの?」
「 海はどうして青いの?」
という問いを幼い頃に発した記憶は誰にでもあるはずだ。
曰く
「透明じゃ絵に描けないでしょ」
「空の青が写ってるからだよ」
「ブルーハワイの色だよ」
???説明になっていない。
実は、水そのものは淡い水色(青緑色)をしているらしい。 見た目わからないけど。
「水色」というのは、平安時代、いや、 万葉集の時代からある言葉らしい。 昔の日本人の目には水の淡い青が分かっていたのだろうか?
空の青が写ってるにしては、天気が少し悪くても、 朝でも夕方でも海は青い。 南国のサンゴ礁のあるような海は別に珊瑚や砂が青いわけではない 。
むしろ、珊瑚色というのは「コーラル」 であるから淡いピンクの明るいベージュに近い。
空よりも高い宇宙から、人類初の宇宙飛行をしたソ連のユーリイ・ ガガーリンさんは「地球は青かった」と言ったと聞く(最近の研究 では「薄暗くて青みがかっている」 程度の表現だったと言われている)。
物の色というのは、
・物の表面で特定の波長の光「色」が吸収され、 残りが反射したもの
・物の中で特定の波長の光が吸収され、残りが透過したもの
・物の中や表面で特定の波長の光が散乱されたもの
で見え方が変わる。
海の水は、化学的にはH2O、つまり一酸化二水素、DHMO"dihydrogen monoxide"だ。(この単語は よくジョークで使われる)
この水分子には青以外の色を吸収する性質があるのだ。(だから、 実際に水は淡い青色をしている)
コップ一杯程度では分かりづらいが、海水くらいの量になると、 太陽光が水面から入射しても、 深くなるにつれて青色しか届かなくなるのだ。ディープブルーだ。 (これについては鮫映画か、 チェスコンピュータのイメージしかない)。BBCの海洋ドキュメ ンタリーかもしれない。あるいは素潜り世界一の… それはグランブルーか。じっちゃんの名のもとに。
サンゴ礁の青がブルーハワイ色なのは、 水面から入った太陽光が、水深が浅いとはいえ、青以外が吸収され、 それがさらに、浅瀬の海底の白い砂で反射して、また水中を進み、 そのうちさらに光は青くなるかららしい。
ブルーハワイの色と味については別途述べる必要がある。 もっとも、それはカクテルのことではない。
どうやら、海は本当に青いのだ