とんぼのめがねは みずいろめがね
あ~おいおそらを とんだから~と〜んだから~♪
「なんで空は青いの?」
誰もが幼い頃に、 大人にそんな質問をしたであろう。
曰く
「昼は明るいから夜の色が薄まるんだよ」
「空だから空色なんだよ」
「さぁ、なんでだろうねぇ」
「なんで?」「ねぇ、なんで?」
もしも異星人がいたとして、突然、目隠しされて地球に拉致され、 空を見上げたら、その異様な色に「なんじゃこりゃあ!」 と言うに違いないのだ。
モノに色があるのは、 電磁波の可視光と呼ばれる波長のものに対して、 人間の視神経や脳が応答して色を認識するからであるらしい。 また、モノに特定の色があるのは、 そのモノが特定の波長の光を吸収したり反射したりするからだ。
たとえば、リンゴが赤いのは、リンゴが赤以外の色を吸収して、 赤を反射するからだ。
では空はどうか?空は反射というより、 空を透過して光が降り注いでいるように思う。あながち「 明るいから夜の色が薄まるんだよ」 というのもハズレではないのではないか?
物理学者によると、
太陽光が大気中を通過する際、波長の短い青は、 空気中の塵や水滴などの粒子に当たって散乱しやすいため
と説明されている。 それなら空は紫色になっても良さそうなものであるが、 紫の外は紫外線だから紫より青の方が見えやすいのかもしれない。
ひょっとすると、 人類の目は晴れ間を見つけるために空の色に敏感になっている可能性もある。
雲が白いのは、 雲の成分の水滴があらゆる波長の光を散乱させるため白く見えるらしい。
雨が降りそうな雲がネズミ色なのは?
チコちゃん(5歳)によると、植物の葉が緑色をしているのは「 葉緑素があるから」ではなくて
「葉っぱは赤と青が好きだから」
だそうだ。
ひょっとすると、太古の昔は、 いろんな色の葉があったのかもしれないが、 地球の空は昼間は青く、朝や夕方は赤い。 その光を積極的に吸収する植物が生き残ったことで、 赤と青以外を反射して緑色に見えるのだ。
「なんで水は透明なのに水色ってあるの?」それについては、 また長くなるので次回